台東区I邸 敷地13坪の2世帯住宅

将来2世帯住宅として使えるように計画しました。木造3階建て準耐火構造、屋上付き、1階をバリアフリー住宅としています。
素材にこだわりを持つお施主様と、時間を掛けて材料を選定したり、大工さんや左官屋さんと話し合い、試行錯誤しながらみんなで造り上げました。

正面外観

外壁はシラス壁、玄関扉にはお施主様が見つけた特注のロートアルミと流木の引き手が取り付けられ、表情豊かになりました。谷中の街に溶け込みやすいよう、扉には経年変化を感じさせるエイジング塗装を施しました。

玄関

玄関扉を入ると2世帯共通の土間があります。親世帯に使用されるまでは、イベントや展示会に活用されています。子世帯の入口には、正面の窓に特注のロートアルミのウサギが見えます。土間のスペースを介して、お互いに適度な距離を保ちながら生活ができます。

1階親部屋

タタミ敷きとして、道路からバリアフリーで部屋へ入れるようにしています。入り口扉は二枚引戸として、通常は1枚分の幅、2枚引で車椅子にも対応できる開口となります。

2階リビング

8坪の空間を窓の位置、階段、正面に見える寝室など空間の抜けを意識することにより、広く感じられるように設計しています。

3階寝室と、屋上に行くハシゴ

最上階は広い寝室と水廻りとなっています。水廻りからハシゴを登って屋上へ出ます。

屋上

屋上庭園として、プランターやベンチを置き、家庭菜園などが楽しめます。