上町福祉施設

都心に建っている知的障害者施設、グループホームと、作業所の複合施設です。
都心に建つグループホームは、実家に近いため、需要が多いですが、土地が無く、なかなか建てることができません。この計画は、元々作業所が建っていた敷地にグループホームを加えて建て直した物です。狭い敷地の中で、最大限効率化したプランニングを行い、実現いたしました。

外観

東南側まから見た建物全景の写真です。黒などの強い色調を避け、緑を基調にしたやさしい色使いにしております。周辺住民からも好評をいただいております。
部屋の内部が非常にふくざつなため、窓もバラバラになります。そのため、横ストライプで意匠をまとめております。

作業所内部

1Fの作業所内部の写真です。働いている利用者の為、暗くならないよう、床を明るい色調のとしております。

建物入口

建物入り口をアプローチ側から見た写真です。建物の入口は、作業所、グループホームと並んで配置されております。入口廻りは、住民に配慮して、見えないよう縦ルーバーで目隠しをしております。

グループホーム EVホール

EVホールから食堂を見た写真です。グループホームは、1Fが玄関となっておりますが、2Fに共通の食堂とホールがあります。みんなが集う場所が2Fです。狭い空間をなるべく有効利用するため、廊下、EVホール、食堂が一体となって広く使えるようになっており、それを事務所から見守ることができるようになっております。

グループホーム 食堂

食堂の写真です。台所はオープンキッチンとし、カウンターの手前に利用者の食器を入れる収納があります。利用者を見守りでき、克つ、利用者が参加できるような設計にしております。

グループホーム 居室部分

EVホールから居室部分の廊下を見た写真。窓をしっかりととって廊下を明るくしております。寒々しい廊下ではなく、廊下自体が部屋の一部として使えるような雰囲気にしております。

グループホーム コミュニティスペース

廊下の眺めが良い場所に職員と利用者が利用できるコミュニティスペースを設けております。